たたみ方が分かる

たたみ方が分かる

ゆかたの手入れ

 夏は一度着用しただけでも汗で汚れます。汗汚れのひどい箇所はあらかじめ、部分洗いをし、えり部分は型くずれを防ぐため、えり幅の中心を剣先20cm下くらいまで、2cmの荒い針目で表から縫いとめておきます。

 そでだたみにしてネットに入れ、中性洗剤で洗濯機の弱水流で洗い、脱水は30~60秒と短時間とします。ハンガーにかけ、両手で軽くたたいて日陰干しし、生乾きのときにアイロンをかけます。

 糊づけする場合はカビの心配がない合成糊がよいでしょう。

ゆかたのたたみ方

動画 | 反転動画

左手に肩山を、右手にすそがくるようにきものを広げる
右わきの折り山を平らに折り、手のしでよくしわをのばす
右おくみを、おくみつけの折り目通りに、裏が見えるよう右前身ごろの上に重ねる
左おくみを、右おくみの上に、えり下を揃えて重ねる
左わきの折り目を持ち、右わきにそろえて重ねる
背縫いの折り山を整える
すその部分を折り返す
上半身をたたみやすい位置にずらす
後ろえりぐり部分を、えりつけ縫い目にそって、身ごろ側に折り込む
左右のえりを重ねて、えりに折りじわができないよう、ぴーんと伸ばしてたたむ
左右の肩山と、そでつけ線を重ねる
左そでを、そでつけから身ごろの上に折り返して重ねる
左手ですそ口を持ち、身たけはほぼ中央に右手を当てて、しわにならないように2つ折りにする
たたんだまま裏返す
右そでを身ごろの上に重ねる
半幅帯は2つ折りにする
さらに2つ折りにする
びょうぶだたみ(下図参照)にたたむ
伊達締め、腰紐も、しわを伸ばしてたたむ
© 文化ファッション研究機構・服飾拠点共同研究20014
:「きもの文化の伝承と発信のための教育プログラム」