布地が分かる

注染

「注染」は浴衣や手ぬぐい、旗、のれん、はっぴに用いられる染色技法です。注染の浴衣は表、裏が同じ色、柄で染まっているという特徴があります。

生地の地巻

しわを伸ばして、染料の入った浴に入れ「無地染め」を行い、プレスして巻き取ります。

壁紙

型紙は和紙を柿渋で加工した型紙を用います。

糊置き

染める前の白い布に型紙をのせ、糊置きをします。

反物を型紙の大きさに折り重ねて、さらに糊を置き、この作業を繰り返します。

堤防を作る

糊置きの終わった反物を注染装置に置き、色を差し分けて染める場合は染める場所のまわりに他の色が染まらないように糊で堤防を作ります。

注染

染液を注ぎ込みます。塗料は重なった布の全てに流し込み、下から空気で吸い込まれ、重なったすべての布地を染めることができます。

水洗い、乾燥

水洗いののち乾燥、仕上げをします。

© 文化ファッション研究機構・服飾拠点共同研究20014
:「きもの文化の伝承と発信のための教育プログラム」