縫い方が分かる

縫い方

06.肩あて(よこ布の場合)



 よこ布づかいの場合、肩当ての布を横に使い、耳を前後の下部に利用するので、布端の始末は両端の裁ち目をロックミシンで始末するだけで済みます。用布としてさらし布を (肩幅+2cm)×2の長さで準備します。

 切り込みの入れ方  丈、幅を2等分におり、えり肩開き(7.8cm)と前身ごろ側の開きを切ります。

 肩当て布を開いて身ごろの向こう側に当て、身頃の縫い代のきせ山と肩当ての背中心を合わせて待針を打ち、縫い目の0.1上を2間隔に肩当て側に小針を出してとじます。とじ糸にはたて布づかいの場合と同様、白のカタン糸30番を使用します。

 平らに置いてえり肩開きの裁ち目をそろえ、えり肩まわりと両横をしつけで押さえます。
© 文化ファッション研究機構・服飾拠点共同研究20014
:「きもの文化の伝承と発信のための教育プログラム」