プロジェクト概要

 本プログラムは、「きもの」文化を伝承するための、そして、世界へ発信するための教育プログラムを開発することを目的としています。具体的には、中学校、高等学校の生徒を対象として、「きもの」の中でも最もカジュアルで身近な浴衣を取り上げ、その着装を学ぶことで「きもの」文化を体験することにより、さらに「テーマ学習」を通して「きもの」文化に対する理解を深める体験型教育プログラムを開発することをめざしています。

 これらの学習を通して、子どもたちの心に日本の「きもの」文化を尊重し継承・発展させようとする芽を育てたいと願っています。また、グローバル化に対応し、外国の学校での浴衣の着装を含む体験的授業実践を通して外国の子どもたちの日本理解と文化交流の促進に貢献していくことをめざしています。

 なお、本プロジェクト研究は、平成21年から平成23年までの3年間のプロジェクトで服飾文化共同研究、研究課題名「『きもの』文化の伝承と発信のための教育プログラムの開発-『きもの』の着装を含む体験学習と海外への発信-」( The development of education program for the cultural folklore and for the transmission of “Kimono” culture - Learning experience of how to wear a “Kimono” and transmission to foreign countries-)として実施しています。私、薩本弥生(横浜国立大学)(総括)の他、川端博子氏(埼玉大学)、堀内かおる氏(横浜国立大学)、扇澤美千子氏(茨城キリスト教大学)、斉藤秀子氏(山梨県立大学)、呑山委佐子氏(大妻女子大学)の6名による共同研究です。

 「服飾文化共同研究」は、文部科学省の「人文学および社会科学における共同研究拠点の整備の推進事業」の委託を受け、「服飾文化共同研究拠点」として文化女子大学文化ファッション研究機構が行う共同研究です。本プロジェクトは研究課題の一つである「きもの」文化をテーマにした公募に申請し、採択されました。

その後のプロジェクト概要

平成28年度より「きもの文化の伝承と海外発信のための教育プログラムの展開」(代表:扇澤美千子)基盤研究(C)(一般)(H28H30)をスタートさせました。文部科学省「服飾文化共同研究拠点」の研究(平成21年~23年度)「服飾文化に関わる服育プログラムの開発-日本の服飾文化を中心として-」のプロジェクト研究を基盤としてさらに発展させることを目的としています。前プロジェクトでは、ゆかたの国内外での着装を含む体験型の教育プログラムを構築し、着装の仕方等、「ゆかたがわかる」と題したビデオおよびテキスト教材を作成、e-learning教材化してきました。本研究ではこれまでの実践・研究を基盤として、日本の「きもの」文化の伝承と海外発信のための教育プログラムを展開することで、若年層のきもの文化への興味・関心を喚起し、国際交流・相互理解の基盤とするために、以下の研究を行いました。

 1.伝統文化をふまえた衣生活・服飾文化の伝承をめざす教材・資料の充実と発信

2.ゆかた着装の体験学習を含めた教育プログラムの実践とその効果検証

3.「きもの」文化を海外へ発信するための国際交流活動プログラムの整備  

まず、新たに教材・資料を作成・発信、教育内容・方法を検討し、きもの文化の理解を深める授業実践により日本文化の良さを自らが発信できることを目指しました。さらに、海外でのゆかた着装ワークショップとともに海外にきもの文化を紹介し、相互理解の基盤となるプログラムを構築しました。

研究成果は以下のサイトをご覧ください。
Go!

ホームページ上ではプロジェクトの名称を以下のように略記します。

日本語版
© 文化ファッション研究機構・服飾拠点共同研究20014
:「きもの文化の伝承と発信のための教育プログラム」
英語版
© Bunka Fashion Research Institute・Joint Research Center for Fashion and Clothing Culture-20014
:"The education program for the cultural folklore and for the transmission of “Kimono” culture"
中国語版
© 时尚文化研究机构,服饰基地共同研究20014
:和服文化传承的教育计划
© 文化ファッション研究機構・服飾拠点共同研究20014
:「きもの文化の伝承と発信のための教育プログラム」